公認会計士と税理士の違い — 監査とは何か

更新:2026年10月28日 / twentyfive合同会社 編集部

公認会計士と税理士は、どちらも会計の専門家ですが、法律で決められた独占業務がまったく違います。中小企業の経理や申告の相談は、多くの場合は税理士の領域です。

独占業務の違い

公認会計士税理士
独占業務財務書類の監査・証明税務代理・税務書類の作成・税務相談
主な依頼者上場企業、会社法上の大会社、上場を目指す会社、学校法人など中小企業、個人事業主、相続人、会社員の確定申告など
立場会社から独立した立場で、決算書が正しいかを検証する依頼者の立場で、正しい申告と納税を支援する

監査とは

監査は、会社が作った決算書(財務諸表)が会計基準に沿って正しく作られているかを、第三者の立場で確かめて意見を表明する仕事です。株主や投資家、取引先などが安心して決算書を使えるようにするためのもので、上場企業や、資本金5億円以上または負債200億円以上の大会社などには法律で義務づけられています。

監査をする公認会計士は会社から独立している必要があるため、同じ会社の監査と税務の顧問を同時に引き受けることには制限があります。

どちらに相談すればいいか

  • 毎年の決算・申告、記帳、節税、税務調査 → 税理士
  • 上場の準備、監査が必要になった、会社の売買で財務の調査(デューデリジェンス)が必要 → 公認会計士
  • 中小企業の経営や資金繰り → 税理士・公認会計士のどちらにも、経営支援を得意とする人がいます
公認会計士は、税理士として登録すれば税理士の業務もできます。「公認会計士・税理士」と名乗っている事務所は、両方の業務に対応している場合が多いです。
この記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の事案についての法的・税務的な助言ではありません。具体的なご相談は、各資格の専門家にお問い合わせください。